学術論文の引用統計を考える(報告書)
2008年06月16日|情報提供・利用,情報政策・情報倫理・経営,その他|
国際的な数学3団体が、この度、学術論文の引用統計に関する報告書“Citation Statistics”を発表した。
これは、国際数学連合(The International Mathematical Union、IMU)が、国際産業応用数学会議(International Council of Industrial and Applied Mathematics、ICIAM)と数理統計学会(Institute of Mathematical Statistics、IMS)の協力の下とりまとめたもので、近年、引用に基づく統計「ビブリオメトリックス」が研究評価の主流となったが、研究の質を計る手法として最善か、注意すべきことは何か等につき、数学的視点で考察したもの。
主な結論は次のとおりで、「過信は禁物」と警鐘を鳴らしている。
・統計は、使い方を誤ると不正確となり、誤った解釈をすればミスリードされる。
・引用の意義(meaning)が正しく理解されておらず、その客観性は錯覚を起こさせる。引用の真意は、インパクトとは全くの別物である。
・一つの数値を示して質を判断するのは至って単純であり、研究のような複雑なものではうわっつらしか理解できない。本来、適切な判断に勝る数値なし。
[ニュースソース]
Citation Statistics Report Released




