【関連文献紹介】学会講演会論文の選択性とインパクト
2010年08月16日|関連論文紹介|
整理番号:10A0633478
和文標題:学会講演会論文の選択性とインパクト
英文標題:Conference Paper Selectivity and Impact
著者名:CHEN Jilin, KONSTAN Joseph A. (Univ. Minnesota, Twin Cities)
資料名:Commun ACM (Assoc Comput Mach)
ISSN:0001-0782
巻号ページ(発行年月日):Vol.53, No.6, Page 79-83 (2010.06)
発行国:アメリカ合衆国(USA)
抄録:ACM(米国計算機学会)のデジタル図書館のメタデータを調べ、学会講演会論文の投稿採択率(選択性)とそのインパクトの関係を見いだした。本稿では、その調査結果を報告する。データとして、2007年5月時点におけるACMの全講演会論文と雑誌論文のメタデータを調べた。これは1970年から2005年までの論文を含む。また、論文の科学上のインパクトとして、論文発表後2年間の被引用回数を調べた。そして、講演会論文の採択率が論文のインパクトとどのように相関しているか解析した。また、その結果を雑誌論文の平均被引用回数と比較した。その結果、以下の3点が示唆された。1)採択率が低い(選択性が高い)計算機科学分野の学会講演会で発表される論文は、学会の紀要や雑誌で発表される論文よりも平均的によく引用される。2)こうした選択性は、最良の投稿論文を選び出すこと、また著者や読者に学会講演会の質の高さを知らせるという効果を持つ。3)一方で、講演会論文採択率があるレベルより低いとその高い選択性は逆効果となる。投稿の85%以上を不採択にすると、全体的に投稿を委縮させインパクトの高い研究を不用意に排除するリスクを冒すことになる。





